受験の放心がなかなか抜けず、時間があると受験トピックを追ってしまうのですが、カメの歩みで中世史に取り組んでいます。 その中で、とても面白い本を読みまして。 天皇の歴史4 天皇と中世の武家 (講談社学術文庫) 作者:河内 祥輔,新田 一郎 講談社 Amazon (お、文庫化されているのね) 天皇が即位して、長く在位せずにすぐに譲位するのはなぜなのか、今一つ理解できなかったのですが、河合祥輔先生によると、 「自分で自分の後継者を選ぶ」 ということが、天皇にとって何よりも重要なのだ、という説明があって、とても腑に落ちました。自分が指名した後継者を「正統」として繋げていくことが、天皇として政治を行うこ…